定年後(60歳)でも日本語教師になれますか?

日本語教師になりました!

わたしは、こうやって日本語教師になりました!【まとめ編】

 定年(60歳)後、日本語教師になられた方は多くおられます。しかし、「具体的にどのようにして日本語教師になれたのか?」を知りたい方も多いと思います。私のこれまでのブログ内容を整理しながら、私の体験を踏まえて、再度、まとめてみました。定年後、日本語教師を目指す方の参考になれば幸いです。

◎まず何をすべきか?

●日本語教師養成学校で日本語講師養成講座を受講することをお勧めします

 やはり今後の登録日本語教員制度を考えた場合420時間日本語教師養成講座を受講されるのが一番良いと思います。これまでは日本語教育能力検定試験に合格すれば、日本語教師になれる条件でしたが、検定だけ合格しても、やはり実際に「教え方」「授業の流れ(教案)」などを学ばなければ、実際の授業で、苦労をすることになります。また、日本語学校へ応募されても多くの学校では「模擬授業」が行われ、その内容で日本語教師としての採用が判断されます。

※模擬授業とは?何? 内容はこちら(↓)を参考に!

 このようなことから、時間とお金はかかりますが私の経験から「420時間日本語教師養成講座」を受講されることが、一番の日本語教師への近道と思っています。私は日本語教育能力検定試験を落ちましたが(涙)、現在、日本語学校で苦労はしていましたが(笑)、日本語教師養成講座で勉強した経験から、授業はできていると思っています。検定試験だけでは、実践経験がなければ本当に大変だと思います。そのため、日本語教師養成講座の学校をどうやって選ぶかが重要です

日本語教師養成講座の選び方は、こちら(↓)をご覧ください

◎いつから受講するか?(はじめるか?)

【定年まで1年以上ある場合】

 今の仕事を続けながらであれば、おそらく週末休みの方が多いので、土曜日か日曜日の講座を受講することになります。そうなれば、1年から1年半近くかかる可能性もあります。そのため、定年までの期間と日本語教師養成講座に通える時間などから、いつから始められるか事前に十分に検討してください通われる日本語教師養成講座の担当の方にも相談できますので、一度、講座の内容やスケジュールを相談してから判断されることをお勧めしますわたしは、58歳から毎週土曜日授業は1日通学し、1年と3か月かかりました。

【定年後(60歳から)の場合】

 定年(60歳)後、無職の場合は、平日の時間が十分にあるので、失業保険を申請しながらチャレンジすることができますね。また、日本語教師養成講座の費用は安くないです。そのため、修了後には教育給付金も申請できます※条件要確認)。受講期間は最短で3か月で修了可能な学校もありますが、正直、定年、60歳という年齢を考えた場合、かなりハードだと思います。ほぼ毎日の授業は本当に大変です。6カ月くらい時間はかけた方がよいと思います。日本語教師要請講座も授業を聞くだけでなく、自分も模擬授業の準備をすることや、日本語文法を勉強することを考えた場合、ある程度の期間が必要と思われます。このあたりも通われる日本語教師養成講座の担当者の方に相談できますので、一度相談してから判断されることをお勧めします

◎養成講座を修了したら何をするか?

日本語教師の就職情報は修了前から集められます

 現在、多くの日本語学校が日本語教師を募集をしています。それだけ日本語教師が足りないのが現状と思います。日本語教師養成講座を受講中でも最終段階の教育実習の期間に入れば色々な日本語学校の情報を入手することができます。また、日本語学校にも応募できます(注意:模擬授業ができるレベルであること)。また、都心部では日本語学校の採用説明会(色々な日本語学校が集まり同時に説明会が開催されます)も開催されます。そして、その学校に行っていただければ、授業風景や学校の紹介、採用条件など詳しく直接聞ける、教室などを見れる学校説明会も多く開催されています。最近は、日本語教師養成講座を修了する前に、採用面談を受けて養成講座を修了後、早々に授業をされている方も多くおられます。それだけ頑張れば日本語教師になれるチャンスは多くあります

◎日本語教師になる心構え(まとめ)

 無事に日本語教師になったときに実感することは、「授業の準備は大変です!が、「学生に日本語を教える仕事は楽しいです。」感じておられる方が多いと思います。正直、日本語教師になって直ぐ、授業の準備の時間のわりには、いただくお金も・・・本当に、大変な仕事です!そのため、人を教えることに生きがいを感じない方は、やめた方がいいと思います。仕事が続かないと思います。

 日本語教師を目指す以上

一人でも多くの学生の日本語能力を高めたい!学生の夢をかなえてあげたい!

自分の授業を反省し、より良い授業をするためには何をすべきかを考え続けられる!

ぐらいの気持ちが欲しいです。しかしながら、なかなか精神論ばかりでは乗り越えられません。最近は、多くの日本語学校で、初心者の講師の方を教育する研修期間もあります。そのあたりも、日本語学校を選ぶときの基準にされたら良いかと思います。

是非、日本語教師を目指す人の参考になれば幸いです。

タイトルとURLをコピーしました