令和5年度 日本語教員試験(試行試験)受けました!

登録日本語教員への道

日本語教員試験(試行試験)とは 何か?

 2024年度以降に実施予定の「日本語教員試験」において、試行試験を実施することにより、色々な課題を明確にし、改善し、試験問題の開発・分析・改善などを目的として実施されました。(文化庁の『日本語教員試験試行試験(受験案内)』より)

詳しくは下記URLにてご確認ください

引用:日本語教員試験試行試験要項.pdf (mext.go.jp

試行試験当日の内容(試験項目)&スケジュール

●9:00~9:40 

会場入場時間

●9:40(着座)  

【試験①基礎試験】(120分) 10:00~12:00

●13:00(着座) 

【試験②応用試験Ⅰ(音声)】(45分) 13:15~14:00

●14:30(着座) 

【試験②応用試験Ⅱ(文章問題)】(120分) 14:45~16:45

無事上記試験を受験しましたので内容を報告したいと思います。

★【ご注意】★ あくまでこれまで日本語教育能力検定試験を4度も受験した個人の感想です!

試験問題も会場で全て回収されましたので、試験後の記憶を基に作成していますので、間違っている場合もありますのでご注意ください!

★取り急ぎのため、誤字脱字はご容赦願います

試験①(基礎試験)について

【全体的な印象と試験時間について】

・日本語能力検定試験(試験Ⅰ)と比較して、「基礎試験」だけあって基礎的な問題が多く、ひねられた問題はなかったと思われます

・問題の構成などは、類似した点が多々ありますが、基本的に問題の表現などは平易な表現が使用されていました

・回答時間に関しては、問題数100問に対して120分と時間的にはかなり余裕がありました

 (多くの受験者は時間が余っていた感じでした。私も30分程度時間が残りました)

日本語教育能力検定試験(試験Ⅰ)の90分と比較したら、文章問題(長文)を全部読んでも回答できる時間は  あったと思われます(日本語教育能力検定試験は、問題を全部読む時間はまったくない)

【試験問題に関して】

・マークシートは1枚で表面のみです

 問題1(8問)、問題2(6問)、問題3(11問)、問題4~問題18(各5問) 合計:100問 ※4択問題 

(問題に出されていたワード)※記憶のある限り記載(順不同)

・日本語教育の推進に関する法律

・日本語教育と学校文法について。特に学校文法の活用に関しては、細かく出題されていました

・「あげる・もらう・くれる」の授受表現に対する問題

・尊敬語、謙譲語で、間違った尊敬語の使い方、謙譲語Ⅱはどれ?                                               

・在留外国人数、海外日本語学習者の多い順など、数字の把握や順位に関する問題もありました

・評価方法(熟達度評価、形成評価、総括的評価)、平均値、標準偏差の問題あり

・ケース学習の事例問題から設問5問程度出題されていました

・語順(SVO、SOV)や、中国語の特徴(的)など

・中間言語に関する問題

・同義語、類義語に関しては、大問題1と小問題と多く出題されていた感じでした

・中国残留邦人に関する内容、インドシナ難民に関する問題

・行動中心学習に関する問題など

(まとめ)

・基本的な用語の意味を理解し、日本語教育能力検定試験(試験Ⅰ)の対策ができていれば十分と思われます

試験②(応用試験Ⅰ(音声))について

【全体的な印象と試験時間について】

・日本語教育能力検定試験(試験Ⅱ)の問題をシャッフルして、講師と学生の会話を重視した聴解問題になっている感じがしました

・音声は全て1度だけのため、聞き損じはかなり厳しいですが、検定試験に比べ、少し音声のスピードはゆっくりだったような気がします

・時間ですが、検定が30分に対して、今回は45分と15分延長になりましたが、5問毎にインターバルがあるため あまり長い時間とは感じませんでした

【問題内容に関して】

・試験問題 問題1(20問)、問題2(10問*小問2)、問題3(10問) 合計:50問 ※4択問題

音声は全て1回だけなので注意が必要ですが、音声のスピードは少しゆっくりした感じです

・5問に一度休憩があります

・日本語教育能力検定試験の問題5と同様の問題は問題3として5問と小問各2問の合計10問でした

・それ以外は、基本的に問題1~問題6(※問題5以外)をシャッフルした問題のような気がしました

・日本語講師を意識した聴解問題が多く、学生の発音、ミステイクなどをどれだけ聞き取れて、

どれだけ指摘できるかのスキルを把握している感じでした

・アクセントの問題は、検定で恒例の○―○の上下での記号表示ではなく、今回は、ハタシハガクセイデスと新たな記号(/:右上がり)音程上がる、(\:右下がり)音程下がるで表記されていました

・口腔断面図の問題もありますが、日本語は書いていなくて音声から学生の誤用を聞き取る問題だったと思います

(まとめ)

アクセントの記号の表記以外は、日本語教育能力検定試験の問題とよく似ていましたが、これまでの問題の入り混じりと学習者の誤用を聞き取るスキルが必要と感じました

試験②(応用試験Ⅱ(文章問題))について

【全体的な印象と試験時間について】

・試験問題 問題1~12(各5問の小問) 合計:60問 ※4択問題

・日本語教育能力検定試験のⅡと同じような問題ですが、基礎試験と同様に、同じような問題が出されたり、特に迷うような選択肢はなかったような気がします

・時間は120分で問題が60問なので、問題を全部読んで答えても1時間程度あまる感じでした

 (かなり時間が余る感じがしました。今後の見直しで時間が短縮される可能性もあると思います)

【問題内容に関して】

・各問題に長文が書かれており、その内容に対して設問があるパターンでした(従来通り)

・地域日本語教室の問題や、先生の日記、教育実習における指導する先生と実習生(先生)、

 学校文法と日本語教育(基礎試験と同じような内容あり)、留学生のUカーブ、ボランティア教室などにおける長文の文章からの問題が作成されていました

・実際の日本語教育におけるロールプレイの問題 などもありました

・対人距離や、フォーカスオンフォーム、フォーカスオンミーニング、フォーカスオンフォームなどの問題など日本語教育能力試験の用語の知識を問う問題が多かったような気がします

(念のため)日本語教育能力試験(試験Ⅲ)にあった記述試験はありません

(まとめ)

・試験②(応用試験Ⅱ(文章問題))も、日本語教育能力検定試験(試験Ⅲ)の問題と同じような形式で作成されていましたが、内容はひっかけやひねられている問題は少なかったと思います

全体的な感想

 既に多くの方が受験後のSNSの情報にも発信されていますが、日本語教育能力検定試験と比較して、難易度は低く、試験時間も今回は十分あったと思います。登録日本語教員の試験であることから、実務経験を有する講師が受験することを想定しているため、あくまで知識レベルを確認する試験であるかと思いました。そのため、試験勉強としては、これまで同様に、日本語教育能力検定試験対策をすれば十分対応できる内容であったと思われます但し、レベルが低いとは言っても今後の合格ラインがどのレベルになるのかによっては正答率を求められる試験になる可能性もあるかもしれません。取り急ぎ試験報告とさせていただきます。

※今後追加修正する場合もございます

(追加)試行試験サンプル問題

【重要な情報です】!(2024.4.17)

【資料 4】日本語教員試験試行試験 結果の概要

第124回日本語教育小委員会(R6.2.22)

【資料 4】日本語教員試験試行試験 結果の概要

PDF P9~P19に サンプル問題が掲載されています!

https://www.bunka.go.jp/seisaku/bunkashingikai/kokugo/nihongo/nihongo_124/pdf/94009301_03.pdf

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