令和6年度「日本語教員試験」受けました!(速報)

登録日本語教員への道

2024年11月17日(日)に実施された「日本語教員試験」を受けてきました!その内容を速報として発信します。随時内容は更新して参ります。 【更新日:2024年11月19日】

今年から開催される「日本語教員試験」を受験してきました。私の場合、試験①基礎試験は免除されましたので、試験は応用試験のみになります。尚、試験問題は、日本語教育能力検定試験と違い、試験問題は全て回収されますので、「どんな問題たったのか?」は受験後の個人的な記憶になります。つきましては、個人的な記憶ですので、あくまで一参考情報として、目安として取扱いいただければ幸いです

【試験科目と時間】

 試験① 基礎試験    9:40(着席) 10:00~12:00(120分)

 試験② 応用試験Ⅰ(聴解) 13:00(着席) 13:20~14:10(50分)

 試験③ 応用試験Ⅱ(読解)14:30 (着席) 14:50~16:30(100分)

試験② 応用問題Ⅰ(聴解)の試験内容 (順不同)※記憶より

※既にブログにUPしております【「試行試験」受験しました】のブログもご一読いただくと下記の内容も分かりやすいと思います。。。

【応用試験(聴解)問題のポイントと感想】

音声は試行試験と同じ、【1回】しか聞くことができません。試験会場の音響状況にもよりますが、私の場合、1回しか聞けないのはかなり厳しいです。(何を言っているのか聞けない問題がありました)

【試行試験には無かったこと】

日本語教育能力検定試験と違い、音声が終了しても5分間の時間がありました。この5分間をどう使うかは今後重要なポイントになるかもとしれません。あいまいな問題をマークしたりして、この5分間で決断することもできると思います。

・授業で学生の誤用を指摘するような問題も多くありました。実際の教育現場での力が試された感じです。(日本語教育能力検定試験:試験Ⅱの問題6の問題と同じ感じです)

・試験問題として1回目の学生の発話、講師が指摘して後の2回目の学生の発話の問題があった気がします。

口腔断面図の問題が2問~3問出題されていたと思いますが、日本語能力検定試験と違い、発話内容が記載されていないため、音声のみ(1回)で判断するスキルが必要と感じられる問題でした

【感想】

・試験② 応用試験Ⅰ(聴解)は、個人的には音声が1回しか聞けないので、聞き取れないと答えられないので、本当に集中して聞く力が必要であり、瞬時にその内容を判断することが求められると感じました。SNSでもみんな言っていますが、音声が聞き取りにくい環境の会場が多かった気がします。私の場合、隣の教室から数秒遅れて音が漏れてきました。。。。

※随時、思い出したらデータ修正していきます!

【番外編】 

試験②と試験③までの時間が実質15分ほどしかありませんでした!私の受験した大阪の会場では、女子トイレもそうですが、男子トイレも列ができるほど並んでいました。休憩時間が短いのでかなり厳しい状況でした。次回、改善されるかもしれませんが、トイレの場所は自分の試験教室から離れれも事前に確認する方がよいと思いました。ちなにみ私は試験会場が3階まででしたので、5階に上がりました。さすがに数名しかいませんでした。探せばあります!

試験③ 応用問題Ⅱ(読解)の試験内容 (順不同)※記憶より

【応用試験(読解)問題のポイントと感想】

※試験問題に出てきた言葉(キーワード)などを列挙していきます!

・日本語教育の参照枠 (何度か出てきました)

・タスク中心の教授法(TBLTなどタスクに関する問題も多くあった気がします)

・フォーカス・オン・フォーム 

・インプット仮説、アウトプット仮説

・学生の書いた作文に対する問題として、母語の干渉な誤用の種類などを問う問題

・学生が書いた作文は何を使って書いた?(AI、翻訳機、日本人に聞いた、テキストから?)

・アカデミック・ライティングに関する問題(作文の指導方法に関する問題

オンライン学習に関する問題(リアルとリアルでない場合、何と言うか)

・「評価」、B2?レベルの評価内容の仲間外れ問題?

・意図的教育、成功・・・・(問題文に語彙の説明はありましたが。。)

・補償ストラテジーなどストラテジーの意味を問う問題

・意味交渉、スキーマ、先行オーガナイザー、適正処遇交互作用、短縮形、コピュラ、形成的評価

・ピアレスポンス、ブリーフ(指導する先生と養成講座の学生の会話より)

・標準得点、標準偏差、平均値、Z値、識別力?などテスト評価に関する問題

・著作権に関する問題(市販の問題をコピー??)

・連体修飾、複文、形成評価、意味交渉

・・・・

※随時、思い出したらデータ修正していきます!

【感想】

私の場合、試験①の基礎試験が免除でしたが、やはり、留学生の数や1位の国など統計的な問題がでるかなと思っていましたが、歴史上の人物含め出ませんでした。(今後出ないので安心?)

試験③(読解)だけあって実際の教育現場を想定した問題が多く作文や会話の指導方法ベテラン先生に相談する内容、また、教育の考え方、評価方法など含め、日本語教育参照枠などをしっかり理解しておくことが必要と感じました。

まとめ

 初めての国家資格としての「日本語教育試験」を受験した全体の感想として、日本語教育能力検定との違いを出そうとする出題者側の意図は感じました。応用試験(読解)の内容は、まさに実践現場で考えさせられる内容になっており、知識はあくまで基本試験で判定するものと感じました。一方で応用試験(聴解)は、「1回しか聞かせない」問題にもかかわらず、会場の音声システム、当日の運営(隣の教室とのスターとの差など)側の問題に影響される気がしました。聴解の苦手な私には、当日の運と応用試験(読解)の完成度を高めなければ合格できない気がしています。今後色々な情報が公開されてくると思いますが、日本語教師として、日々の現場活動を通じて更なるスキルアップの取組みが必要と感じました。受験されたみなさん!本当にお疲れ様でした。また、今後受験を予定されるみなさん、私もできるだけ得た情報は公開していきます。今後ともよろしくお願いします。

【番外編】 ※事前にアナウンスなしの注意事項ありました

消しゴミはカバーを外すこと 

・眼鏡は机の上に置けない(掛けるか、しまうか)※私は頭の上にしました

※上記内容他、試験官が見回って注意していました。。。が、一番トラブルのもとになる携帯電話の電源OFFは口頭のみの注意でした。。。

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