【新人講師向け】 できる日本語(初中級)第11課‐2 サポート情報

日本語教師(初心者向け)【授業サポート情報】

第11課 地域社会の中で  2 スポーツチームに入って

はじめに

 この課では、はじめて「命令形」を勉強します。意外と知っている学習者が多いです。アニメなどをよく読んでいる学習者は、「命令形」の理解は早いです。ただし、「命令形」、「禁止」の使い方には注意が必要なので、どんな場合に使えるのかなど、文型導入時は注意して説明しましょう。

■第11課‐2 [できること] ※テキストP157より

 人から聞いたことを伝えることができる。また、スポーツの応援ができる。

導入する文型

① ~と言っていました

[接続]【普通形】と言っていました

[意味]他の人(第三者)に〇〇さんが言っていたことを伝える言い方です。

[注意]「〇〇と言いました。」と「〇〇と言っていました。」の違いを分かりやすく説明すること

    (例)「私は」? 使えますか?使えませんか?

② 命令形

[活用形]活用は、Ⅱグループ、Ⅲグループから導入して、最後にⅠグループとする。

[意味]「走ってください。」⇒「走って!」⇒「走れ!」(強い言い方です)

[注意]年上の人、目上の人には言いません。

③ 禁止

[接続]【動詞:辞書形】

[意味]〇〇してはだめです。

[注意]すこし、やさしく言うときは、「〇〇ないでください。」と言います。

④ Vながら、~ (同時進行)

[接続] 【動詞:マス形】ます+ながら、~

[意味] 「(A)ながら、(B)」(A)と(B)を同じ時間にしています。(同時進行) 

[注意] 第11課①でも同じ文型「(V)なから、~」がありますが、後ろがメインです。

↓↓↓ ①~③までの11課‐2の学習項目をまとめた内容です

上記内容をできる日本語の学習項目一覧表の順でまとめています。

まとめ

 今回の第11課では、①と②で同じ文型「(V)ながら、~」があります。使い方が異なるので十分導入時に注意してください。また、「命令形」はよく知っている学習者も多いです。しかし、使い方は注意するように、色々な事例や、使ってはいけない場面などクイズ形式で教えるとわかりやすいと思います。禁止の言い方も、強い口調からやさしい口調まで色々なパターンを取り入れながら進めましょう。

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