日本語教師として1年と6か月が経ちました。週2日ペースで非常勤講師として働いてきて、“今”感じることをそのまま書かせていただきます。是非、あたたかい目で一読いただければ幸いです。そして、これから日本語教師を始められる方、また、始めたばかりの新人の先生方の参考になれば幸いです。また、同世代の先生方とも色々なことを共感できれば幸いです。
日本語教師としての1年と6か月間を振り返り感じたこと
①日本語教師の“あるべき姿”が「“少し”(やっと)見える」ようになった
週2日の勤務ですが、1年と6カ月、同じ日本語学校で授業を担当させていただくことで、その学校の考え方や各レベルでの取り組みなどを、その学校が主催する講師会や、勉強会を通じて学ぶ機会が増えてきました。回数が増えることで、当初、理解できなかったこともわかるようになり、日本語教師に求められる“あるべき姿”が“少し”やっと(遅いかも⁈ですが。。。)「見えてきた」感じです。正直、自分が担当するクラスの授業準備を考えるのがまだまだ大半なため、授業を全力で取り組むだけで精一杯でした。しかし、同じレベルのクラスを継続して担当させていただく機会もあり、授業準備以外の時間もできるようになりました。そのおかげで、例えば、「文型導入のあり方をどう考えるか」や、「授業における学生とのやりとりをどうするべきか」などが、少しずつですがその「あるべき姿」が見るようになりました。但し、「見えるようになる」ことと、「できるようになる」のは別です。実際の授業で、学生の知識を引き出すやりとりや、横展開しながら広げていくテクニックなどはまだまだです。思ったように学生の対応はできていません。つまり、「色々なことがまだできていない」ことに気づかされました。
②自分の強みも弱みもより具体的に分かってきた
お世話になっている日本語学校では半年毎に担当したクラスの学生による、先生に対してのアンケートが実施され、その内容がアンケート結果としてフィードバックされます。そのため、複数の評価項目毎に、個人の評価がわかり、それが全体の平均に対してどうなっているのかもわかるようになっています。本当に、ドキドキです。私もこれまで3回アンケート結果をいただきました。この項目は高い評価をいただいている、この項目は、平均よりも低いなど、評価がデジタルで分かるようになっています。その結果を見ると、ある程度予想通りの内容も多く、「自分の強み=自信がある」ところは、やはり、評価が高い傾向であり、逆に、「自分の弱み=自信がない」ところは、傾向的にあまり高く評価されていない傾向が多かったです。これまでの3回のアンケート結果を通じ、自分の弱みを克服していかなければならないと改めて強く感じさせられました。
③「その日の授業」を鳥瞰的に振り返れるようになってきた
日本語教師になりたてのころは、「その日の授業をとにかく終わらせる」ことしか頭になかったです。授業が終わると反省はするものの、レベルが変わったりするとその反省を十分に生かした対応ができないことも正直ありました。しかし、授業経験日数が増えるにつけ、また、同じ授業内容を複数回もつ機会を通じ、授業中の学生のリアクションの違いなども把握できるようになりました。そのため、何が悪かったのかなどを授業後振り返れるようになりました。具体的には、授業後に自分で「今日の授業は何点?」だったか自己採点し、細かいことでも、点数が悪い要因はなんなのかを帰宅する電車の中で考えて、気づきをメモして残すようにしました。メモすることで忘れないようにし、次回の授業に確実に活かすようにしています。
今後の活動について
1年と6カ月の経験から、自分の強み、弱みも把握でき、授業における課題も見えてきました。しかし、その解決策を考え実行していくことは、正直難しいと考えています。また、個人的な努力でも限界があると思っています。そこで、4月からは、お世話になっている日本語学校が主催する先生同士での授業見学会&検討会が開催されるので、勇気を出して、今回は、その会に参加する予定です。正直、自分の授業を見られるのは・・・との気持ちもありますが、逆に、「他の先生はどんな授業をされているのか?」などの関心もあります。また、同じ悩みをもつ先生同士で話せる機会もできるので、今では楽しみにしています。現状を打開するためにも、色々な刺激を求めることも必要と考えて参加する予定ですので、さらなるレベルアップのためにも頑張りたいです。
まとめ
このシリーズを書き始めたときから感じていますが、とにかく「経験を積み上げること」が重要ですね。経験しないことには、何も始まりませんし、何も見えてきません。また、不安もありますし、大変なことも沢山あります。でも、真面目にこつこと頑張って経験することで見えてくることも多くあります。60歳を超えて、新しい世界に挑戦して、本当に慣れないことをするのは大変でしたが、逆に、新鮮な気持ちにもなります。また、色々な国の学生とコミュニケーションをとることで、やりがいを多く感じることもあります。この1年と6カ月で一つの山は乗り越えた感じがしますが、新たな山を越えるためにも、新たな取り組みを通じ頑張ります。是非、みなさん一緒に頑張りましょう!
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