第4課 住んでいる町で 2 行き方を教える
【学習目標】 ※できる日本語初中級 テキストP61参照
道案内をしたり道に迷ったとき道を聞いたりすることができる。
今回は4課の2の文型です。道を案内するときによく使う文型として、「○○すると、○○があります。」や、相手が聞き間違えていたり、内容を確認されたときに、それが違うことを伝える場合に使う「○○じゃなくて、○○です」や「○○するんじゃなくて、○○です。」などの文型を導入し定着を目指す課になります。 これまで同様に、授業検討時、教案作成時の注意点や情報として、参考になれば幸いです。まだまだ未熟な私が作成しているため、内容が間違っている場合もあります。また、狭い範囲(限られた条件)の内容かもしれませんので、そのことをご理解の上、お読みいただければ幸いです。
第4課‐2の[学習項目]文型とそれに関する情報
① Vると、Nがあります。
【動詞:辞書形】と、【名詞】があります
[どんな時に使いますか]
・道の行き方を教えるときに使います
[意味]
・○○すると、○○があります ※道案内
[注意点]
・(初級)第14課の『【辞書形】と、~』を復習してから導入するとわかりやすいです
② Nじゃなくて、~/Vるんじゃなくて、~
【名詞】じゃなくて、~
【動詞:辞書形】ん じゃなくて、~
[どんな時に使いますか]
・道を聞いた人が、教えたことと違うことを言ったので、正しいことを言うとき
[意味]
・あ、ちがいます!○○じゃありません。○○です!
[注意点]
・【動詞:辞書形】んじゃなくて、【動詞:辞書形】んです。と間違いと正しいことをセットで言うこと
↓↓↓ ①~②までの第4課‐2の学習項目をまとめた内容です
上記内容をできる日本語の学習項目一覧表の順でまとめています。
まとめ
今回は道を案内したり、教えたりする場面で使う文型を導入練習しました。同じ場面ですが、できる日本語(初中級)とみんなの日本語(中級)(第5課)とでは、やはり導入する文型が違いますね。できる日本語では、今回のように聞いた人が間違えたことを言って、そのことを訂正し、正しく言い直す内容でした。テキストによっても場面設定が同じでも使う文型の設定が違うことを、二つのテキストを見比べて気がつきました。本当に日本語を教える方法は色々とありますね。 今回は導入する文型が少ないので、授業では地図を準備し、ペアワークなどで道案内の演習を通じて文型の定着を図りました。電話で聞く場面や、見知らぬ外国人が声をかけてくる設定など、色々と準備することで意外と楽しく取り組んでくれました。やはり、手間を惜しんではいけませんね。今後も色々なやり方を考え、試行錯誤しながら学生の反応も見ながら教えるテクニックを高めていきたいと思います。一緒にがんばりましょう!
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