【新人講師向け】 できる日本語(初中級)第2課‐1 サポート情報

日本語教師(初心者)の授業サポート

第2課 楽しいショッピング  1 上手に買い物

 今回は第2課の教案を検討するときに必要な情報をまとめてみました。そのままでは使えませんが、教案を検討する際に、参考にしていただければ幸いです。尚、未熟な私が作成しておいるため、内容が間違っている場合もあります。また、狭い範囲(限られた条件)の内容かもしれませんので、そのことをご理解の上、お読みいただければ幸いです。新人の先生、一緒に頑張りましょう!

第2課‐1の[学習項目](文型)

①Aそうです(様態)

②Vてみます

③Vてもらえませんか

④Vにくいです (意志動詞)

⑤Aすぎます

⑥Vやすいです (意志動詞)

①「Aそうです(様態)」は、どんな時に使うの?意味は?教える時の注意点は?

【イ形容詞】+そうです

【ナ形容詞】+そうです

【イ形容詞】くな+さそうです (否定形)

【ナ形容詞】じゃ+さそうです (否定形)

(視覚的に得た情報をベースに推量した様態を言うとき)

[どんな時に使うのか]

話す人が、人やものを見たときに、その時に自分の思ったことを言ううときに使います。

[意味]

・まだ、わかりませんが、見て、思います。そのことを言います。

(話す人が、人やものが見せる様子・様態から自分の思ったことを言う)

[注意点]

見てわかりとこには使わないこと

 (例)リンゴは赤いそうです。(×)

「動詞(V)そうです」は、第9課で勉強します。この課では形容詞のみですので注意してください

(初級)第15課で『【普通形】+そうです(伝聞)』を勉強しましたので、この課では、「伝聞」と「様態」の違いなどを説明しました

②「Vてみます」は、どんな時に使うの?意味は?教える時の注意点は?

[どんな時に使うのか]

・自分が「どうですか?」と聞かれて、よくわからないとき、1回やってみますと言うときに使います。

[意味]

・「どうですか?」と聞かれても、よくわかりませんから、知りたいです。(1回トライします)

[注意点]

・自分のことを言います。他の人のことには使えません。

  (例)●●さんがやってみます。(×)

・否定の形では使いません。

  (例)私は、この靴を履いてみません。(×)

③「Vてもらえませんか」  ”同上” 

【動詞:テ形】+もらえませんか

[どんな時に使うのか]

・私(お客さん)が、お店の人に、簡単なお願いをするときに言います。

[意味]

・私(お客さん)が、お店の人に、簡単なお願いをします。

[注意点]

・(初級)第7課の「【動詞:テ形】+ください」より、更に丁寧であることを説明する

④「Vにくいです」 ”同上”

【動詞:マス形】ます+にくいです (意志動詞)

[どんな時に使うのか]

・○○を○○することが、難しい、することができないことを言うときに使います。

[意味]

・【名詞】を【動詞】ます。⇒ 難しいです。(することがなかなかできません)

[注意点]

・この課の【動詞】は、意志動詞だけです。【無意志動詞】は、第12課で勉強します。

・(初中級)第1課の【動詞:辞書形】のが【形容詞】(難しい)の例文を使って説明すること

・第1課と今回の文型の違いを分かりやすく説明すること(動詞の形の違い)(難しい⇒にくい)

⑤「Aすぎます」 ”同上”

【イ形容詞】+すぎます 

【ナ形容詞】+すぎます

【動詞:マス形】ます+すぎます (2課‐2の 6 7)

[どんな時に使うのか]

・○○が、とても[形容詞]で、よくないことを言うときに使います。

[意味]

・とても[形容詞]です+よくないです。

[注意点]

・「~すぎます」のテ形は、「~すぎて」になる

・【動詞:マス形】ます+すぎますは、第2課の2にあります。ここでの導入は[形容詞]のみのこと。

⑥「Vやすいです」 ”同上”

【動詞:マス形】ます+やすいです (意志動詞)

[どんな時に使うのか]

・○○が、とても[形容詞]で、いいことを言うときに使います。

[意味]

・【名詞】を【動詞】ます。⇒ 簡単です。(することが簡単にできます)

[注意点]

・この課の【動詞】は、意志動詞だけです。【無意志動詞】は、第12課で勉強します。

・「Vにくいです」とセットで導入すること

まとめ

 今回も1課同様に、第2課の1の学習項目を中心にまとめてみました。今回気づいたことは、できる日本語の【ポイント一覧】は文型をまとめて書いてあるのでわかりやすいですが、学習項目の「~すぎます」は、「Aすぎます」は、第2課の1、「Vすぎます」は第2課‐2で、品詞のよって分かけて導入する内容になっています。みんなの日本語の導入は形容詞、動詞などセットで導入しますが、ここでは、第2課の1は形容詞のみの文型を導入してください。最後に、上記内容をできる日本語の学習項目一覧表の順でまとめています。ご参考になれば幸いです。教案検討は大変ですが、頑張りましょう!

↓↓↓【できる日本語(初中級)第2課‐1】学習項目一覧表より引用  (まとめ)

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