■はじめに ※第1課と同じ内容です※
できる日本語の中級は、これまでの初級、初中級とのテキストの構成がまったく違います。テキストの使い方などは、『できる日本語ひろば』のホームページに参考になる情報がたくさん掲載されています。テキストの使い方、教え方に関しては、下記ホームページをご覧ください。
★できる日本語ひろば
これまで文型を中心に、新人日本語教師向けに事前に知っておきたい注意点などをこれまで掲載してきました。中級に関しても同様に注意点を課ごとにまとめて掲載させていただきます。実際に「できる日本語(中級)」を使って授業の準備をする際に、少しでも効率的に役立てればと思って掲載させていただきます。他の文型に関する参考図書なども合わせて活用いただければ幸いです。
■第10課①~⑤の文型の注意ポイント など
◇第10課①より
1.~といったら
【接続】
[N+といったら]
【意味】
・~は~だ
【注意】
・驚きや感嘆などの気持ちの強い程度を表すときに使います。
2.とても~ない
【接続】
[とても+Vーナイ形+ない]
※Vは可能動詞が使われることが多い
【意味】
・(どのような方法を使っても)無理だ、できない
【注意】
・話す人の主観的な判断を伝えます。
3.~はもちろん…/~はもとより…
【接続】
[N(+助詞)+はもちろん]
【意味】
・~は当然/当たり前で…も
【注意】
・「~はもとより」は「~はもちろん」より、硬い表現に使います。
◇第10課②より
1.~(さ)せていただきます
【接続】
[Vー使役形+ていただきます]
【意味】
・自分の行動を丁寧に言う表現
【注意】
・「ます形」から「使役形」をしっかり復習すること。
2.ご・お~いたします
【接続】
[ご+N+いたします]
[お+Vーマス形/N+いたします]
【意味】
・「する」の謙譲語「お/ご~します」のさらに丁寧な言い方
【注意】
・Nは「N‐する」の形で使われるものです。
・言い方の丁寧度を順に説明し使われたかのイメージを共有します。
(例)「説明します。」⇒「ご説明します。」⇒「ご説明いたします。」
・「ご+N+いたします」と「お+N+いたします」のNの違いを事例をあげて説明すること。
(漢語が多い) (和語が多い)
◇第10課③より
1.~つもりだ
【接続】
[Vータ形・テ形いる/イAい/ナAな/Nの+つもりだ]
【意味】
・自分ではそう思っている/思っていたが、実際は違っていた
【注意】
・特になし
2.~ように思う
【接続】
[Vータ形・テ形いる/イAい/ナAな/Nの+つもりだ]
【意味】
・「(自分の思っていることや言いたいことを)はっきりとは言えないが~と思う」と言いたいとき
【注意】
・特になし
◇第10課④より
1.~ております
【接続】
[Vーテ形+おります]
【意味】
・「~ています」の敬語(謙譲語)
【注意】
・初中級のテキストの「特別な敬語」の復習が必要です。
2.~かねます
【接続】
[Vーマス形+かねます]
【意味】
・その状況、条件、立場では~できない(~したい気持ちはあるが、事情があってできない)
【注意】
・サービス業など客の希望どおりにできないことを伝える場合や、ビジネスなどの改まった場面で使われることが多いです。
◇第10課⑤より
1.~ことに(は)、…
【接続】
[Vータ形/イAい/ナAな+ことに(は)]
【意味】
・とても~て/で、…
【注意】
・強調するために気持ちを先に言うときに使います。
・後ろには現実のこと、終わったことが来ます。「意志を表す文」は来ませんので注意してください。
2.~だけあって/~だけのことはある
【接続】
[普通形{ナAな・ナAである/N(である)}+だけあって]
【意味】
~だから、思ったとおり、~
【注意】
・[予想や期待どおり、とてもいい」とほめるときの言い方です。
・7課②「~にしては…」(~から予想するのとは違って、…)との違いに注意すること。
3.~ついでに
【接続】
[Vー辞書形・タ形/Nの+ついでに]
【意味】
前のことをする機会を利用して、別のことも一緒にする
【注意】
・Nは「N‐する」の形で使われるものです。
・「(A)ついでに、(B)」は、(A)がメインで、(B)がサブになります。
・前の文は初めから予定の行動で、後ろの文は追加的な行動です。
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