第3課 私の目標 2 夢に向かって
できる日本語(初中級)第3課は、自分の目標について会話ができるとこを目指し、第3課‐2では、自分の将来のことで興味があることを、人に伝える文型をたくさん学びます。この第3課‐2の教案を検討するときに必要な情報をまとめてみました。そのままでは使えませんが、教案を検討する際に、参考にしていただければ幸いです。尚、未熟な私が作成しているため、内容が間違っている場合もあります。また、狭い範囲(限られた条件)の内容かもしれませんので、そのことをご理解の上、お読みいただければ幸いです。
第3課‐2の[学習項目](文型)
①Vるために/Nのために
②~んですか
③〈疑問詞〉~んですか
④Vなければなりません
①「Vるために/Nのために」は、どんな時に使うの?意味は?教える時の注意点は?
【動詞:辞書形】ために
【名詞】の ために ※名詞の時は「の」+ために
[どんな時に使うのか]
・これからのこと、将来などの目標や、したいことを話すときに使います。
[意味]
・これからのこと、将来などの目標やしたいこと、そのためにすることです。
(今後のこと、将来に目標などに対して、それを実現するために行っていること)
[注意点]
・前件と後件は同じ主語である。前件が目標、後件が手段、行動、行為になる。
②「~んですか」 ”同上”
【動詞:普通形】んですか
【イ形容詞:普通形】んですか
【ナ形容詞:普通形】だ→な んですか ※「だ」⇒「な」になる
【名詞:普通形】だ→な んですか ※「だ」⇒「な」になる
[どんな時に使うのか]
・聞いて、確認したいときに使います。
[意味]
・聞いて、確認します。
[注意点]
・(初級)第12課で『【普通形】んです』は導入済み。「~か」疑問文にして相手に確認する。
・話し言葉です
③「〈疑問詞〉~んですか」 ”同上”
〈疑問詞〉+【普通形】んですか
[どんな時に使うのか]
・「いつ、どこで、だれが、なにを」など、具体的に聞いて、確認したいときに使います。
[意味]
・「いつ、どこで、だれが、なにを」などを聞いて、確認します。
[注意点]
・具体的な情報(いつ、どこで、だれが、何を)を聞きたいとき、『[疑問詞]~んですか』にする
④「Vなければなりません」 ”同上”
【動詞:ナイ形】ない ければなりません
[どんな時に使うのか]
・(目標に向かって)絶対することを話すときに使います。 ※ルールは(初級:第14課)
[意味]
・(目標に向かって)絶対します
[注意点]
・(初級)第14課 『【Vナイ形ない】ければなりません』ですでに「ルール」を話す意味で導入している
・この課では、『【Vナイ形‐ない】ければなりません』を目標に向かって行うことを、『話し言葉』として『~なければならないんです。』の説明が必要
まとめ
今回も、「Vなければなりません」の学習項目(文型)があります。既に、初級の第14課で、ルールとして守らなければならない時に使うことは導入されています。この第3課だけ見ていると、ついルールの意味でも導入してしまいそうですが、この第3課は、「私の目標」ですので、その目標に対して何をしなければいけないのか、何をするのかを話すときのことです。ルールとは区別して教えるます。注意が必要です。また、コマイラストのスクリプトには、「~しなければならないんです」と、この文型の話し言葉として使用することが入っています。話し言葉、書き言葉と学習者には使い分ける説明が必要です。私も、何度も見て、読んで、それをまとめて、色々と気がつくことが多いです。特に新人の先生は、授業は大変ですが、その経験(特に失敗)から学ぶことも多くあります。是非、失敗を恐れずに頑張りましょう!
上記内容をできる日本語の学習項目一覧表の順でまとめています。
↓↓↓【できる日本語(初中級)第3課‐2】学習項目一覧表より引用 (まとめ)