私が持っている”おすすめ図書”を紹介します!【第2弾】!
①「授業をどう進めていくか?」に迷ったときの参考図書
「初めての日本の授業をどう進めればよいか?」とても心配になります。私も日本語教師養成講座の時に色々と右授業を通じて勉強してきましたが、実際の現場では担当するコマ数がおそらく4コマ~5コマ(日)※1コマ45分と思います。おそらく養成講座の模擬授業は数十分なので、経験したことのない授業時間を担当することになります。特に、文型の導入の仕方など実際の現場がどうなっているのか知りたいと思います。この本は23の授業内容が掲載されており、その中の6つの授業が動画で見られるようになっています。文型の導入の仕方なども詳しく説明されていますので、“おすすめ”の一冊です。
※テキスト名にAmazonのリンクが貼ってあります
②日本語教師として『持っておきたい文型の本』に迷ったときの参考図書
私は今でも日本語の文型が苦手で、「どう授業で教えたらいいのか?」いまでも悩みながら授業の準備をしています。そこで、日本語の文法に関する辞書が欲しくなり、手元に本があると安心するタイプなので(笑)、色々と購入して使い分けています。購入した文型の本も二つのタイプに分かれています。一つは、「文型を調べる辞書タイプ」です。もう一つは、文型がどんどん増えてくると、学生から「前勉強した○○文型と今日の○○文型は何が違いますか?」といった質問が増えてきます。それに対応する参考図書として「くらべてわかる」シリーズの本があります。この二つのタイプの本を“おすすめ”として紹介します。
文型の辞書として
(参考まで)
私の使い分けのポイントですが、「日本語文型辞典(改訂版)」で、文型のレベルやレベル別の例文を参考にしています。「初級 日本語文法と教え方のポイント」は、学習者の視点に立った内容も書かれておりわかりやすいです。最後に、「初級を教える人のための日本語文法ハンドブック」は、個人的には最終確認として使用することが多いです。個人的な好みもありますので自分に合う文法書を選んでみてください。
くらべてわかる辞書として ※同じ出版社からの本です
・くらべてわかる日本語表現文型辞典 初中級編 発売日:2021.12.20
・くらべてわかる 初級 日本語表現文型ドリル 発売日:2010.2.16
(参考まで)
どちらも色々な例文や比べる文型があります。私は多くの情報として本が欲しかったので2冊購入しましたが、ドリルには問題文もあるので問題作るときに参考になります。
③『語彙が少ない初級クラスで「助詞」を教えるとき』に迷ったときの参考図書
初級のクラスは語彙数もすくないため、「助詞」の使い方や、意味を説明するのは大変です。既習語彙だけでは説明できず、絵やジェスチャーなどを加えながら説明することが多いと思います。また、例文も色々と考えて導入することも必要です。私は、この2つの本に助けられましたので、“おすすめ”として紹介します。最近、同じシリーズで、「日本語の副詞」(初級・中級)も発売されました。とてもわかりやすいので追記で紹介します。
④【ご参考】『絵を使ってわかりやすく文型を導入するとき』に迷ったときの参考図書
初級の授業では、既習語彙が少ないのでどうしてもアニメーションや分かりやすい絵を使って文型を導入することが必要になります。このときとても参考になったのが『絵で導入・絵で練習』という本です。今Amazonで検索すると中古本しかありませんでしたが、参考までに紹介しておきます。
・絵で導入・絵で練習 (凡人社) 発売日:2004.10.22
まとめ
今回は多くの本を紹介させていただきました。最近なネットなどで簡単に検索できますが、私はやはり何か調べるときには専門書を取り出して、重要な個所のページに付箋を貼ったり、マーキングして使っています。自分の成長とともに購入した専門書や参考書が使い古されることで、何かを実感しています。是非、みなさんも日本語教師として参考になる本に出合ってください。今回もそのきっかけになれば幸いです。