是非、『登録日本語教員の資格取得に関わる経過措置について』を必ず確認しましょう!
特に、「日本語教師養成講座受講(420時間)」後、「日本語教育能力検定試験」に合格していない現役講師の方へ、あなたの条件を確認しておきましょう! 【内容一部更新:24年7月31日】
はじめに
今年から『登録日本語教員の申請』がスタートします。すでに文化庁国語課より『【令和6年6月公開版】登録日本語教員の登録申請の手続き』が公開されています。(詳細は下記のURLをご確認ください)。
今回は、この記事を読んで、私なりに気になる内容を整理してみました。特に、「日本語教師養成講座受講(420時間)」後、「日本語教育能力検定試験」に合格していない現役講師の方はどのルートになるのかを事前に確認してください。
尚、8月1日から9月6日まで『日本語教員試験の受験申込受付』となります。是非、受付が終了する期間含め、一度、受験申し込みのルートなどをご確認ください。
↓↓↓ 【令和6年6月公開版】『登録日本語教員の登録申請の手続き』(全28ページ)
https://www.bunka.go.jp/seisaku/kokugo_nihongo/kyoiku/pdf/93982901_17.pdf
登録日本語教員制度とは何か?
国が認定した日本語教育機関で日本語の先生の質を担保するため国家資格化したものです。但し、今すぐ資格がないと日本語教師として働くことができないわけではありません。令和11年3月末まで経過措置はありますので、認定日本語教育機関で働く場合は、一定の条件をクリアして登録日本語教員への申請が必要になる制度です。
↓↓詳しくは下記URL『登録日本語教員の登録申請の手続き』をクリックしてP2をご確認ください。
https://www.bunka.go.jp/seisaku/kokugo_nihongo/kyoiku/pdf/93982901_17.pdf
登録日本語教員の資格取得に関わる経過処置について
現在、(C)(D-1)(D-2)(E-1)(E-2)(F)の6つのルートで経過措置が設定されています。自分がどのルートなのかを、申し込む前に、必ず確認してください。
(引用)『【令和6年6月公開版】登録日本語教員の登録申請の手続き』※P4から抜粋させていただきました。
『日本語教員試験』に申し込む前に確認してください!
★特に、『日本語教師養成講座(420時間)』を修了されて、『日本語能力検定試験』に一度も合格されていない方で今回の『日本語教員試験』を受験予定されている方は、下記内容をご確認ください。
※日本語教育能力検定試験に合格された方は、(E-1)(E-2)ルートです!(今回は説明しません。ごめんなさい!)
【Cルート】か【D-1ルート】? 確認してください!
あなたの学校は「必須の教育内容50 項⽬に対応した⽇本語教員養成課程等」ですか、それとも「平成12 年報告に対応した⽇本語教員養成課程等」ですか?
いわゆる『日本語教師養成講座(420時間)』を修了しても、その学校の⽇本語教員養成課程等が⽂部科学省のどちらになるかで経過措置は異なります。
【Cルート】の場合
【基礎試験と、実践研修が免除されるルート】
修了した学校が、「必須の教育内容50 項⽬に対応した⽇本語教員養成課程等」の場合です。
学校がどちらなのかわからない場合は、直接お世話になった学校に確認してください。
また、下記URLのホームページでも公開されています。
※上記内容に該当する養成課程等は、以下URL のホームページにおいて公開されています!
【注意】令和6年7月31日現在のデータを公開中
★尚、文部科学省日本語教育課からの情報では、「最新の情報はホームページに掲載いたしますので、そちらをご確認いただけますようよろしくお願いします。」とのことでした。
★文化庁のHPより
↓登録日本語教員の資格取得に係る経過措置における日本語教員養成課程等の確認
https://www.bunka.go.jp/seisaku/kokugo_nihongo/kyoiku/pdf/94091201_01.pdf
【D-1ルート】の場合
【基礎試験と、実践研修が免除されますが、⽂部科学省が実施する講習Ⅱを受講・修了する必要があるルート】
修了した学校が、「平成12 年報告に対応した⽇本語教員養成課程等」の場合です。
学校がどちらなのかわからない場合は、直接お世話になった学校に確認してください。
また、下記URLのホームページでも公開されています。
※上記内容に該当する養成課程等は、以下URL のホームページにおいて公開されています!
【注意】令和6年7月31日現在のデータを公開中
★尚、文部科学省日本語教育課からの情報では、「最新の情報はホームページに掲載いたしますので、そちらをご確認いただけますようよろしくお願いします。」とのことでした。
★文化庁のHPより
↓登録日本語教員の資格取得に係る経過措置における日本語教員養成課程等の確認
https://www.bunka.go.jp/seisaku/kokugo_nihongo/kyoiku/pdf/94091201_01.pdf
大事なポイント
終了した養成課程によって、【Cルート】か、【D-1ルート】に分かれます。ただ分かれるだけでなく、【Cルート】は「現職者」に限らず「日本語教員試験」を受験できますが、【D-1ルート】は、「基礎試験」が免除されるためには、10月15日から受付スタートする「現職者向け講習Ⅱ」に申し込み、11月から受講開始(オンデマンド)される講座を受講し、その講座の中での修了試験に合格することが必要です。また、「現職者」がこのルートの対象者のため、「現職者」に満たない先生はこのルートでの受験はできません。その上、更に、上記2つのルートは、「学⼠、修⼠、⼜は博⼠の学位を持っている」ことも条件になります。
あなたは「現職者」ですか?
「現職者」とは?
※詳細の説明は、以下URL のホームページ(P5)において公開されています!
https://www.mext.go.jp/content/20240628-mxt_nihongo02-000034832_2.pdf
簡単に言えば、今回の11月の試験であれば、申し込みのスタートが8月1日から9月6日までなので、その期間までに、働いている日本語学校から「日本語教育機関の在職証明書」を発行していただければ申し込めます。現在、私のお世話になっている日本語学校も、「日本語教育機関の在職証明書」の受付をスタートされました。
費用はどれだけかかるのか?
①受験料
・通常:18,900円 ・基礎試験免除:17,300円 ・基礎試験及び応用試験免除:5,900円
②講習の受講料
・講習Ⅰ:8,800円 ・講習Ⅱ:17,600円
③登録手数料(登録日本語教員)
・4,400円
まとめ
これまで「登録日本語教員」に関する資料はすでに整理されて公開されていました。今回、初めての試験でもあり、事前に十分確認することが必要です。下記のURLから「経過措置ルート判定ガイド」に沿って確認してください。
経過措置ルート判定ガイド(質問に回答する形式でどのルートになるかわかります)
※詳細の説明は、以下URL のホームページ(P24から)において公開されています!
↓↓↓令和5年度「日本語教員試験(試行試験)」はこちらを参考にしてください。
↓↓↓令和6年度 日本語教員試験対策(私の勉強法)です。
★私が卒業した『KEC日本語学院』のホームページに、「登録日本語教員」に関する動画による解説もありますので、動画で説明が聞きたい方は、是非、こちらまで!★