【新人講師向け】 できる日本語(中級)第1課①~④

日本語教師(初心者向け)【授業サポート情報】

はじめに

 できる日本語の中級は、これまでの初級、初中級とのテキストの構成がまったく違います。テキストの使い方などは、『できる日本語ひろば』のホームページに参考になる情報がたくさん掲載されています。テキストの使い方、教え方に関しては、下記ホームページをご覧ください。

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「できる日本語ひろば」は、『できる日本語』シリーズを使っていらっしゃる方、関心のある方のための「ひろば」です。実践に向けて役立つ情報、皆さまの実践報告、教師募集などを盛り込んでいきます。

これまで文型を中心に、新人日本語教師向けに事前に知っておきたい注意点などをこれまで掲載してきました。中級に関しても同様に注意点を課ごとにまとめて掲載させていただきます。実際に「できる日本語(中級)」を使って授業の準備をする際に、少しでも効率的に役立てればと思って掲載させていただきます。他の文型に関する参考図書なども合わせて活用いただければ幸いです。

第1課①~④の文型の注意ポイント など

◇第1課①より 

1.~において/~における

【接続】

[N+において]

[N+における+N]

【意味】

・~で (場所や状況 ) 

【注意】

・改まった場面(フォーマルな場面)で使用する

・Nは、「場所・状況・領域」などの名詞になる

2.~上(で)

【接続】

[Vータ形/Nの+上で]

  ※Nは[Nーする]の形で使われるもの

【意味】

・~てから、 ~たあとで、 

【注意】

・少し硬い表現として使用する

・[Vータ形]の場合、動詞がタ形ですので、前件はまず行ってからのことを意味し、後件はその結果に基づいて次の行動をするという表現です

3.~てほしい/~てもらいたい

【接続】

[Vーテ形・ナイ形ないで+ほしい]

【意味】

・他の人や物事に何かをする(または、しない)ことを望む

【注意】

・「~てほしい」 <「~てもらいたい」※少し強い願望のとき「~てもらいたい」

・(注)明日雨が降ってほしい。(○) 

   明日雨が降ってもらいたい。(×) 

    ※「~てもらいたい」は人に対する願望や依頼などにしか使えない

◇第1課②

1.    よね

【接続】

[(文)+よね]

【意味】

・相手に確認する同意を求めるとき使う言い方

【注意】

・「~よ」、「~ね」の使い方を復習してから導入すること

2.~とか~とか

【接続】

[普通形{ナA(だ)/N(だ)}+とか]

【意味】

・~や~など (人や物についての例を言うとき使う言い方)

【注意】

・話し言葉的である。また、すでに決まっていることなどには使わないこと

3.~だけ/~だけの+N

【接続】

[普通形ー肯定形(ナAな)+だけ] 

  ※Nとは一緒には使わない

【意味】

・~できる全部 ~たいと思う全部

【注意】

・よく一緒に使う言葉として、可能動詞や希望の表現(「ほしい」「~たい」「 必要な」「好きな」など )がある

◇第1課③

1.~でしょう/~だろう

【接続】

[普通形(ナA/N)+でしょう]

【意味】

・たぶん~(推測・確認) 

【注意】

・はっきり言えないときに使う。また、自分の予定などには使わないこと

・「~だろう」の丁寧形が「~でしょう」です

2.~から~にかけて

【接続】

[N+から+N+にかけて]

【意味】

・~から~までの間

【注意】

・時間や場所を表す言葉と一緒に使う。また、始まりと終わりがはっきりしないことに使う

3.~と、A/V

【接続】

[普通形ー現在形+と、A/V]

【意味】

・~(する)と、いつも~(評価や気持ちなど)になる

【注意】

・「~と、」は、かなりの確率で実現しそうな意味のため、「もし~」は付きにくい傾向である

◇第1課④

1.~がきっかけで

【接続】

[N+がきっかけで]

【意味】

・~があって、そこから~を始めた

【注意】

・特にありません

2.~っぽい

【接続】

[Vーマス形/N+っぽい]

【意味】

・①よく~してしまう(人の 性格) ②~ように感じる

【注意】

・①よく~してしまう( 人の性格 ) ※【V-マス形】の場合

・②~ように感じる~のように見える

3.~でも

【接続】

[N(+助詞)+でも]

【意味】

・~も…だから、もちろん 他も~

【注意】

・「~でさえ」よりややくだけた言い方です

・疑問詞(誰・どこ・いつetc)(+助詞)がついて、全てを肯定する意味を表します

まとめ

 できる日本語(中級)になると、これまで積み上げてきた文型との違いなどの説明がさらに増えてきます。同じような意味でも、使う場面、話す相手、気持ちの強弱などで使い分けることが求められます。私はまだまだ経験が少ないですが、中級になると、これまで以上に学生に話させるかが求められます。語彙も増え知っている文型も増えるため、文型の意味も説明しなくても、ある程度推測できるようになります。そのため学生を巻込みながら授業を進めることで学生が考えるようになります。(言うのは簡単ですが、なかなかできませんが…)頑張りましょう!少しでも参考になれば幸いです。

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