【新人講師向け】 できる日本語(初中級)第6課‐2 サポート情報

日本語教師(初心者)の授業サポート

第6課 旅行に行こう  2 旅行の準備

【学習目標】 ※できる日本語初中級 テキストP85参照

旅行の前に何をしておくか話すことができる。

 第6課は「旅行」がテーマになります。前回同様、旅行の話ですが、ここでは旅行の前の準備に関する内容になります。旅行に行く前に必要なことを調べたり、何を準備したらいいのかなどを話したりします。また、準備できたかどうかなどを話すときに使う文型などを勉強します。この課も学生はとても楽しく会話してくれます。学生もとても楽しい会話になる課です。尚、毎回、書かせていただいておりますが、まだまだ未熟な私が作成しているため、内容が間違っている場合もあります。また、狭い範囲(限られた条件)の内容かもしれませんので、そのことをご理解の上、お読みいただければ幸いです。

第6課‐2の[学習項目]文型とそれに関する情報

① ~そうです(予測)

【動詞:マス形】ます そうです

【イ形容詞】 そうです

【ナ形容詞】 そうです

【イ形容詞】くな⇒さ そうです

【ナ形容詞】じゃな⇒さ そうです

[どんな時に使いますか]

・自分の経験や理由から、そう考えたこと、そう思ったことを言うとき使います。

[意味]

・自分の経験や理由から、そう考えたこと、そう思った予測

[注意点]

・【動詞】は基本的に無意志動詞になる。

・「雨が降るそうです。」などの「伝聞」は(初級)第15課で導入済み

・「~Vそうです(様態)」は、(初中級)第9課で勉強します

② Vておきます (準備)

【動詞:テ形】おきます

[どんな時に使いますか]

・(○○する前に)準備すること、準備したことを言うときに使います。

[意味]

・(○○する前に)準備します。

[注意点]

・(放置)を意味する【Vテ形】おきます。は、第9課にて勉強します。

③ Vてあります(完了)

【動詞:テ形】あります

[どんな時に使いますか]

・何かを(もう)準備したことを言うときに使います。

[意味]

・(もう)準備しました。

[注意点]

・Vておきます (準備)/ Vてあります(完了)の例文を通じて違いを説明します

・(初中級)第2課で、(場所)にNが~てあります(準備状況や結果の状況)導入済みです。

・(初級)第7課、第8課、第11課、第13課、第15課の『【Vテ形】います』との違い

↓↓↓ ①~③までの第6課‐2の学習項目をまとめた内容です

上記内容をできる日本語の学習項目一覧表の順でまとめています。

まとめ

 この課では、旅行の準備にかかわる会話でよく使う文型を勉強します。相変わらず、これまで同じような文型や少し言い方が違うが似たような言い方の文型もあり、学生も少し困惑することが増えてきます。しっかり場面設定をイメージして、どんな時に使うのかなど、短文の例文で説明するのではなく、その分の前後まで踏まえた説明が必要な場合もこれからたくさん出てきます。学生もどんどん個人で勉強を進めるため、他の意味もある文型の質問もしてきますが、今日はこの意味での文型としっかり説明し、まだ未習の意味の文型は、この後勉強することを伝えることが多くなってきます。授業準備も大変ですが、しっかり今日導入する文型と、既習文型までは事前に整理しておきましょう!

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