■はじめに
今年から『登録日本語教員の申請』がスタートします。すでに文化庁国語課より『【令和6年6月公開版】登録日本語教員の登録申請の手続き』が公開されています。(詳細は下記のURLをご確認ください)。
今回は、この記事を読んで、私なりに気になる内容を整理してみました。特に、「日本語教育能力検定試験」に合格された現役講師の方はどのルートになるのかを事前に確認してください。
尚、8月1日から9月6日まで『日本語教員試験の受験申込受付』となります。是非、受付が終了する期間含め、一度、受験申し込みのルートなどをご確認ください。
↓↓↓ 【令和6年6月公開版】『登録日本語教員の登録申請の手続き』(全28ページ)
https://www.bunka.go.jp/seisaku/kokugo_nihongo/kyoiku/pdf/93982901_17.pdf
登録日本語教員制度とは何か?
国が認定した日本語教育機関で日本語の先生の質を担保するため国家資格化したものです。但し、今すぐ資格がないと日本語教師として働くことができないわけではありません。令和11年3月末まで経過措置はありますので、認定日本語教育機関で働く場合は、一定の条件をクリアして登録日本語教員への申請が必要になる制度です。
↓↓ 詳しくは下記URL『登録日本語教員の登録申請の手続き』をクリックしてP2をご確認ください。
https://www.bunka.go.jp/seisaku/kokugo_nihongo/kyoiku/pdf/93982901_17.pdf
登録日本語教員の資格取得に関わる経過処置について
現在、(C)(D-1)(D-2)(E-1)(E-2)(F)の6つのルートで経過措置が設定されています。自分がどのルートなのかを、申し込む前に、必ず確認してください。
(引用)『【令和6年6月公開版】登録日本語教員の登録申請の手続き』※P4から抜粋させていただきました。
11月開催予定の『日本語教員試験』に申し込む前に”確認すること”
★『日本語教育能力検定試験』に合格された方、(E-1)か(E-2)ルートになります!
【注意】 この(E-1)(E-2)ルートの条件には、「現職者」であることも必要です。
「現職者」とは?
※詳細の説明は、以下URL のホームページ(P5)において公開されています!
https://www.mext.go.jp/content/20240628-mxt_nihongo02-000034832_2.pdf
尚、みなさんが日本語を教えられている日本語学校で、登録日本語教員を申請するために必要な「現職者」を証明する「⽇本語教育機関の在職証明書」を発行されると思います。是非、お勤めされている日本語学校に確認してください。
【E-1】ルートの場合
[条件] ⽇本語教育能⼒検定試験(昭和62年度の試験~平成14年度)に合格された方
【E-2】ルートの場合
[条件] ⽇本語教育能⼒検定試験(平成15年度から令和5年度)に合格された方
※今年度(令和6年度)からの日本語教育能力検定試験は登録日本語教員の経過措置には含まれません
【大事なポイント】
⽇本語教育能⼒検定試験に合格した試験年度によって、【E-1ルート】か、【E-2ルート】に分かれます。
特に、【E-1ルート】は、「講習Ⅰ(講習修了認定試験)が追加になりますので注意が必要です。
費用はどれだけかかるのか?
①受験料
・通常:18,900円 ・基礎試験免除:17,300円
・基礎試験及び応用試験免除:5,900円
②講習の受講料
・講習Ⅰ:8,800円 ・講習Ⅱ:17,600円
③登録手数料(登録日本語教員)
・4,400円
まとめ
これまで「登録日本語教員」に関する資料はすでに整理されて公開されていました。今回、初めての試験でもあり、事前に十分確認することが必要です。下記のURLから「経過措置ルート判定ガイド」に沿って確認してください。
経過措置ルート判定ガイド(質問に回答する形式でどのルートになるかわかります)
※詳細の説明は、以下URL のホームページ(P24から)において公開されています!
↓★「日本語教育能力検定試験」に合格されていな方で「日本語教師養成講座」を修了された方はこちら!
★私が卒業した『KEC日本語学院』のホームページに、「登録日本語教員」に関する動画による解説もありますので、動画で説明が聞きたい方は、是非、こちらまで!★